海外展開
海外展開の情報一覧
2026.3.5
2026年2月26日(木)、医科器械会館の特別会議室にて、日医工とOMETAの共同企画による第1回JAMDI-OMETA国際展開セミナーが行われた。参加者は総勢30名、うち10名が会場参加となった。
プログラムは3テーマで、最後に事前受け付けの質問に対する解説が行われた。
プログラム1:日本政府の医療機器の国際展開支援事業
前半はOMETA国際政策委員会委員長の間嶋恒吾氏より、我が国の医療機器市場における課題、医療機器の世界市場の動向、国内医療機器企業の海外進出状況、経済産業省における医療機器の研究開発支援などについての紹介があった。
後半は日医工国際政策委員会委員長の矢野守氏から、海外で開催される国際医療機器展示会の紹介、次いで経済産業省、AMED、国立健康危機管理研究機構、JETRO、JICAといった日本政府の医療機器における国際展開支援事業の解説があった。さらに、東京都のSMEDO(現地ニーズを踏まえた海外向け医療機器支援事業)なども紹介された。
プログラム2:AMDD(ASEAN医療機器指令)概要と動向
ASEAN(インドネシア、マレーシア、フィリピンなど東南アジア11カ国で構成される地域協力機構)の組織的な特徴、そして同機構から発せられたAMDD(ASEAN医療機器指令)についての解説を、ナノテックシュピンドラー株式会社の前田貴昭氏が行った。
AMDDは2011年に設立された各国規制当局のフォーラムIMDRFを導入し、規制の差異から生じる技術的貿易障害の低減を図る方針として制定されている。前田氏はCSDT(共通申請書類フォーマット)を紹介しながら、AMDDが何を目指しているかをわかりやすく説明された。
プログラム3:アジア地域での医療機器輸入登録申請、現地代理人サービス
アジア各国における医療機器の輸入登録に関する規制要件と、現地代理人の責務について、Qualtech Consulting Corporation(Taiwan, R.O.C.)のTravis Hsu氏が紹介した。
医療機器の市場参入には、登録申請、輸入、トレーサビリティ確保、市販後監視(PMS)、苦情対応、リコール対応などの規制対応が求められる。各国でリスク分類や品質マネジメント(ISO13485等)の要求は共通する一方、登録主体や審査期間、証明書の有効期間、報告期限などの運用は異なる。最近はASEAN諸国を中心にAMDDに基づく調和が進む一方、中国や台湾など独自制度を採用する国も存在するため、各国規制への適切な対応体制の構築が重要であると説明した。
事前質問の解説
ASEANおよび台湾・ベトナムにおける医療機器規制への対応についての回答(概要)は以下のとおり。
ASEANでは医療機器承認に関する統一的な審査軽減制度は存在せず、各国ごとの規制対応が必要である。しかし、シンガポールやマレーシアなどでの承認取得は他国展開に有利に働く可能性があり、一方、IFU(Instructions For Use:添付文書)の電子配布はAMDDとして明確な規定がなく、用途によって紙媒体が求められる。台湾では治験目的未達でも罰則はないもののGCP査察の可能性が大きい。ベトナムは2026年施行予定の新RoHS規制への適合が、今後の輸入継続に必要となるであろう。
2025.8.29
医療の国際展開を推進するMedical Excellence JAPAN(MEJ)は、アウトバウンド事業において日本の民間企業や医療機関と連携して海外に進出し、日本の医療・介護技術やシステムを国際的に展開している。また、インバウンド事業においては、JIH(ジャパン インターナショナル ホスピタルズ)やAMTAC(認証医療渡航支援企業)の認証事業、MTF(医療渡航フォーラム)を開催し、患者の日本への送り出し機能や海外の患者受け入れのための医療機関等の体制整備を促している。日本における医療ツーリズムの実態、アウトバウンドとインバウンドの相互の事業が、どのように展開されるのか、話をお聞きした。(広報企画委員会)
2023.11.24
日医工/OMETA共催「日本/中国の医療状況の意見交換会」が行われる
2023年6月29日、日医工と海外医療機器技術協力会(OMETA)共催による「日本/中国の医療状況の意見交換会」がパシフィコ横浜会議室で開催された。これは中国の医療関係者の来日に合わせて行われたもので、中国の医療機器開発の現状と特徴、中国医療機器市場の状況、病院および医療技術の現状等について話し合われた。(広報企画委員会)
2023.8.30
日医工とOMETAの共同企画による医療機器の海外展開について座談会を開催
2023年5月16日、医療機器の海外展開の現状と課題についての座談会が、日本医療機器工業会と(特非)海外医療機器技術協力会(OMETA)の共同企画により開催された。矢野守氏(国際政策委員会委員長/OMETA)をオブザーバーとして、山田医療照明(株)、フクダ電子(株)、(株)島津理化、シスメックス(株)、サクラ精機(株)、アトムメディカル(株)、パラマウントベッド(株)、日本光電工業(株)の担当者が集まり、意見交換が持たれた(広報企画委員会)
2022.5.17
日本が提案した高頻度振動人工呼吸器(HFO方式)がISO国際標準化規格に登録。株式会社メトランの中根伸一氏を取材
日医工会員企業の株式会社メトランが開発した高頻度振動(HFO:High Frequency Oscillation)人工呼吸器が、2021年にISO国際標準化規格に登録され、新しい規格として発行された。新規格策定プロジェクトの中心人物となったISO/TC121国内委員であり、HFO人工呼吸器の開発製造者である中根伸一氏にお話を伺った。(広報企画委員会)
2021.8.23
国連総会においてUHC(Universal Health Coverage)の達成が掲げられているが、そんなUHCの取り組みの一つに「WHOの事前認証及び奨励の取得」、「途上国向けWHO推奨医療機器要覧(以下WHO推奨要覧)の作成」がある。WHO推奨要覧への掲載は、医療の国際展開を推進するに当たり有効な手段として考えられており、その意義とメリットを紹介している。(国際政策委員会)

医療機器分野の海外市場への展開を積極支援
日本政府が推進する「日本再興戦略」における医療機器分野の海外市場への展開を支援しています。具体的には「外務省、JICAが実施しているODAを活用した中小企業の海外展開支援」、「ODA保健医療分野の新規案件に関する無償資金、円借款プロジェクトの情報収集および勉強会」、「海外の医療機器規制、医療機器輸入登録手続きに関する情報収集」などを行っています。
6月30日(金)はデンマーク大使館において欧州医療機器規制の勉強会、7月にイラン大使館においてヘルスケアセミナー、9月には都内にてASEAN/ロシアの医療機器規制勉強会を行います。
高頻度人工呼吸器(HFO)の国際規格作成を提案
ISO/TC121(麻酔器および呼吸器関連)国内委員会は、大村委員長が平成28年1月よりSC3 Chairman に就任されたこともあり、ますます活発な活動を行っております。人工呼吸器分野では、日本から高頻度人工呼吸器(HFO)の国際規格作成を提案し、日本が主導して作業を進めていくことになり、経済産業省より3年間助成金をいただけることになりました。また、非侵襲血圧計やオキシメータの規格作成にも、日本が大きな影響力を持てるようになっております。
医療機器の性能と安全性は、すべてISOおよびIEC規格で規定されており、これに適合していなければ、各国の許認可を取得できないため、輸出が不可能です。我が国は長年にわたり、国際規格が制定されると、それを翻訳してJIS化を図るとともに、後追いで自社製品を適合させることに努めてきました。しかしながら、輸出を伸ばし、世界戦略製品を開発するためには、国際規格作成作業に最初から関わり、自社に有利な規格作りをしなければなりません。国際規格会議は企業間の争いの場であり、これに参加するには、その能力を持った人材育成が必要であり、日本で開催される国際会議にオブザーバとして加わるのが最高のトレーニングになります。
直近では次の国際会議開催が予定されております。
「ISO/TC121/SC3中間会議」
・開催予定時期:2018年1月
・開催予定場所:帝京大学溝口病院研究棟(神奈川県川崎市)

