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理事長メッセージ

「節目」の年だからこそ「変革」をかてにして
ピンチをチャンスに変えよう!

< 節目の年 >

 今年で21世紀も4分の1が過ぎます。昭和100年、戦後80年を迎える節目でもあります。不幸で悲しい思い出としては、かの阪神淡路大震災から30年でもあります。
 その意味では、本来めでたい筈の正月早々から昨年の日本では「能登半島地震」が起き、今年は米国で「LAを襲った過去最悪の山火事(被害額は21兆円超といわれる)」が1月早々に発生しました。こうして、2月で3年となるロシアのウクライナ侵略やイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘といった国際紛争に加えて、日本でも世界でも政治や経済の混乱は毎日のように発生します。

< 変革に挑もう >

 これに対して我々も身をすくめているだけでは明るい未来は開けません。世界経済は「人工知能(AI)」頼みの様相がますます強まるでしょう。「医療DX」と一言でいわれますが「IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボット、シェアリングエコノミー」等のイノベーションはいやおうなしに「ヘルスケア」の分野にも入ってくるでしょう。しかし、それには相応の投資も必要になるでしょうし、一方では昨今の医療機関の財政ひっぱくも決して無視は出来ません。こうした変革期こそ、自動車業界での「経営統合」や医薬品分野での「M&A」などを見聞するにつけ、我が医療機器分野でも思い切った施策こそが「ピンチをチャンスに変えられるか否か」のキーポイントでもありましょう。

< Japan Health >

 我が(一社)日本医療機器工業会も、昨年設立50周年を迎えました。その周年イベントの一環として①大阪万博期間中の6月25日~27日に「Japan Health」に出展します。又、②今や一身を「アフリカの医療」に捧げておられる川原尚行先生(日医工・学術顧問)のひきいるNPO法人「ロシナンテス」へのクラウドファンディング③その他 ― 記念すべき諸々も考えております。

< おわりに >

 此の1年が世界中に平和と幸福をもたらす年になることを祈念して筆を置きます。


―以上―

一般社団法人 日本医療機器工業会

理事長 松本 謙一